父親の眼だけ

教育制度である。

お客の方がドッキリして、そういうものは人前でやたらに見せるものではないと言ったと異性を大事にする気持というのは、父親の母親に対する態度、母親の父親に対する態度から、子供は自然に見習うものだと思う。男の子は女の子をからかったり、女の子にいたずらをしてはいけない、女の子はお母さんになる大事な役目を持っているということを男の子もちゃんと知っていれば、そういう行為はしないはずである。小学校一年位でも、すでに好きだとかきらいだとか、異性への思いが育ってゆくけれど、テレビのドラマなどを見ながら、日常の話題として男女のつきあい方を教えていったらよいと思う私の子供のころを考えてみると、学校での性教育というのは皆無だったけれども、遊廓町に育ったことが、おのずからなる性教育になった。花柳病になるととても恐ろしいことになるということも、そういう病気のための薬を売る店の前を恐る恐る通って知った。ああいうところに出入りすると、ああいう病気になるのだ、と男の子たちにはさぞおのずからな性教育になったことであろう。

  • 学校と違って企業には定年があって
  • 母さんがお見合い相手
  • 子どもの心のど

母ちゃんは学問がない遊廓に出入りするのは悪いひとだということも、何となくまわりが感じさせた。男も女も、一夫一婦を守らなければいけないのだというような気持も自然に育っていった。ど,のだれさんがああいうところに出入りしているということは、悪いこととして話されるから、子供心に、そういうことをしてはいけないということがのみ込めていた。月経がはじまる年齢もずっと下がって、今は小学校四年位からの子供もいるという。親はいつ頃から女の子たちに、そのことを話したらよいか。中野区のある小学校のPTAの母親たちの随筆集を読んでいると、次のような一文があった。
小学校では看護教諭が高学年の生徒たちに、スライドや映画や図表をつかって説明し手当ても教える。子どもがやったかどうかを確認して

 

子供を大きく

経験ずみの子供もあったが、まだの子供たちはきょとんとしていたとある日の体操の時間に、言うと何だ。下痢か
生理です
はじめて来潮を経験した子供が教師に、保健室へ行ってくると堂々と言って、保健室に入っていったという。
わが家の子供だったらどうするかと考え
させられた。
昭和五十三年度に練馬区で区民意識動向を調査したものがある。性について、親と子の間でどのように話し合われているか。全体として、父親の場合、母親よりも子供にむかって話す場合が少ない。また子供は父親よりも母親にむかって話し出すことが多い。しかし中学生の男子に対しては、子供からよりも父親の方が話し出す場合が多く、中学校の女の子の場合、母親よりも子供の方から話し出す場合が多い。ここにも頼られている父親像が浮び、女である母親は性について臆病である姿勢があらわれている。
先生のためにあるなどといった批判
母親はこどもの最初の教師
子供が、努力することの大切さをいかによく知っているかということは、前述の中野区の児童·生徒の調査で、偉くなるためにはどういうことが必要な条件かという問いに対して、小·中学生の八〇パーセント以上が他人以上に努力することと答え、最後までやりぬくことが偉くなる近道だという解釈をしていることがあらわれているお父さんの職業がよかった、つまりコネの結果、偉くなれると思う子は、二パーセントから三パーセント、よい学校を出ることが偉くなる条件だと答えた子は二七パーセントで、子供たちは、それは大したことではないと思っている。

 

母親はいつもベッタリ。

また、ほかのひとに構わず、自分のしたいことをするあのひとはひとを押しのけて、自分の好きなことをしたから偉くなったのだと答える子も少ない。性格のいいひとという答も五0パーセント以上ある。
あのひとはいいひとだから、みんなに好かれて偉くなったのだと考える。また運がよいというのは10パーセントぐらいで、少ない。
要するに自分の努力、本人の力と答えた子供が一番多かったということは、子供たちがいかに健康で、純粋な考えを持っているかを示していると思う。人間は、努力さえすれば必ず目的は達せられるのだと思っている。
いい学校に入れたこと、運がよかったこと、コネがあったことが自分の成功につながると考えるのは親の方で、親は自分の体験からそういうことを言っているのかもしれないが子供の方は、親よりもはるかに生命力がたくましく、親の抱くちっぽけな考えを超えている自殺についても、悪いことだと考える子供の方が圧倒的に多く、がないと思う子は三二パーセント。
五五パーセント。

母親もいる。

仕方またどういうときにうれしいかという問いに対しては、
お小遣いをもらったとき水泳で1級をとったときテストでいい点をとったときテレビで善玉が悪玉をやっっけたとき行きたいと思っていたところへ連れていってもらったとき模型飛行機をつくったときよい音楽を聴いたとき好きなひとからプレゼントをもらったとき妹が生まれたときというさまざまな答があるどの答を見ても、負うた子に教えられるという言葉があるが、子供たちは実に健康である。


子どもがやったかどうかを確認して 父親の眼だけ 子供はお父さんのことが大好きなのです。